2012年07月08日
鏡山山麓のシライトソウ
鏡山の山麓には、さまざまの野草が育っています。ササユリ・サギソウ・アケボノソウ・リンドウ・・・・・など四季が廻るにつれて山野草が咲いています。ここは、知る人が知る山野草が咲く楽園なのです。

鏡山の頂上から南側に向かって手つかずの箱庭のような自然が広がっています。大きいとは言えませんが、この丘陵地帯には、二つもの小川があります。荒川と善光寺川が、谷間を蛇行しながら湿地帯を形成しています。絶えることなく清らかな水が流れ、入り組んだ湿地地帯を常に潤しています。この川べり沿いにひっそりと山野草を育んでいます。
ここに一度足を踏み入れた人は、この素晴らしい清流と森林が織りなす世界に魅せられ、何回もここを訪れるようになります。その一人が、私なのかもしれません。
今まで希望が丘一帯に咲く山野草を紹介してきました。これが最後だと思っていても毎年、真新しいものに出会います。
白糸草は、春になると時折、林や森のヘリに見かけます。比較的、草に深く覆われた場所や湿ったところで出くわすごく有り触れた草花です。が、ここ鏡山山麓で目新しい植物を発見することに、私は驚きを覚えます。私にとってはここで出会う山野草に意味があるのです。旧知の友に出会ったような楽しさを感じるのです。その植物の名前を知った時、さらにその植物に愛着を持ってしまいます。
花は、主軸が長く伸びた穂先に、白い花びらをつけていた。糸のように細い小さな花が穂状になって咲いていました。このブラシのような形状をした花を、植物学用語では「穂状花序(すいじょう‐かじょ)」と言うらしい。

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