温見峠から能郷白山
2011年07月27日

温見峠から能郷白山

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nonio

• 野洲市

詳細


日付 2011年 7月16日
  野洲 5時 温見峠P9:40~前衛峰11:00~能郷白山11:50
  白山権現社12:50~温見峠P14:40

 夏山白山に行く前の下準備として能郷白山(のうごうはくさん)に訪れた。この山は、岐阜県と福井県にまたがり、両白山地に属する標高の 1617mの山。以前から行きた山であったが、日帰り登山にしては余りにも遠いので敬遠してきた山だ。

 岐阜県本巣市から登山口温見峠は閉鎖されていたので、滋賀県野洲市から福井県大野市を経由して国道157号を南下し、国道とは名ばかりの悪道を辿り温見峠に向かった。国道157号の代名詞ともなっている「落ちたら死ぬ!」の看板で有名な山岳路は油断ならない道路である。

  標高は1,050mの温見峠まで行けば、能郷白山の山頂までの標高差は567mしかないハイキングコースとなっている。登山口から、階段状の道を登るとすぐブナ林の山道に入った。 登り始めるとすぐにキツイ段差のある急登になった。木の枝や幹をつかんでは体を持ち上げる必要があった。危険な箇所にはロープが張ってあり、この急登は前衛峰のP1492mまで続いた。

 この山道は、昭和63年国道157号線により登山路が開設した。頂上まで短時間で行けるようになった。ハイキングコースとしては厳しい。一般では歩き易いように折り返しを付け、楽に登れるようにルートが付けられているのだが、ここでは、能郷白山の頂上まで、福井県と岐阜県の県境に沿って忠実に付けられ、登山者などの全く配慮されていないようだ。

             前衛峰のP1492mから能郷白山を望む

 途中、色んな高山植物が群生しており、中でも小さな花が多数集まり半球状となった濃紅色のシモツケソウは見事であった。

 100m高度が上がるに従い、気温も0.6℃下がことも手伝って気温も涼しくなり高鳴る心臓の鼓動も収まってきた。前衛峰のP1492mを過ぎると、穏やかな登りとなり、頂上だ。岐阜県側に下ると、権現社に着きここで食事をとった。ニッコウキスゲを見るために山頂の祠から少し足を延ばした。


 下山時、正面に平家の落人が隠れ住んだと言われる姥ヶ岳(1454m)が見えた。このあたりの山々の山稜は、大きくおおらかである。

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