2018年12月19日
冬の風物詩赤かぶ干し
彦根市の荒神山近くの湖周道路を自動車で走っていると、珍しく赤かぶ(万木かぶ)が干されていた。青空に赤かぶの赤色が妙に映えていたので、つい立ち寄ってみた。
朝夕の冷え込み増し、寒風が、吹く時期になると、赤かぶを棚に掛けて天日に干される。この「はさ掛け」は、滋賀県の冬の風物詩として古くから親しまれてきた。 はさ【稲架】とは、稲や野菜が実った後、木材で柱を作り、横木に刈った稲などを掛けていたものだが、めっきり見られなくなった。

JA東びわこ直売所「美浜館」の店員に聞くと、「3年前に漬物加工グループを立ち上げ、万木かぶを栽培しています。『はさ』のひとつをここに移設して、順次販売していきます」とのこと。
ともあれ、私も、漬物用として赤かぶや聖護院かぶを家庭菜園で栽培してきた。しかし、余にも大きくて食べきれない。
現在では、小粒な小かぶを育てている。 かぶの皮をむき、薄く切って、細かく刻んだ葉と一緒に塩を振って軽くもみ、即席つけもの器に数時間でつくっている。 あっさり漬けは、サラダ感覚で実に美味しい。
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