尼御前
2016年07月25日

尼御前

ヒロミュージック

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本格的な夏が始まりました。
この季節、涼しい話題が良いですよね。
北陸自動車道を滋賀県から福井県へ、そして石川県にはいって加賀インターチェンジを過ぎると「尼御前」というサービスエリアがあります。
ここのSAは海岸へと降りることができます。

しばらく行くと公園があり、尼さんの像があります。この像こそ、尼御前岬の名前の由来となった尼御前です。
その昔、源義経が兄である頼朝の怒りをかって都を追われて奥州平泉の藤原氏のもとへと逃れる途中この地を訪れました。尼御前はその従者のなかにいた一人です。

この先の「安宅の関」を通るため、尼御前は義経の足手まといになることをおそれ、義経の無事を祈ってこの岬から身を投げてしまうのです。
1973(昭和48)年に北陸自動車道が開通しサービスエリアが設けられると、尼御前サービスエリアと名づけられたとのことです。

歌舞伎の「勧進帳」という演目にもなっている「安宅の関」に一場面。義経は弁慶を先頭に歩かせ、山伏の格好で関所を通り抜けようとしますが関守に止められると、弁慶は、勧進帳を読み上げて、さらに義経を杖で殴るという演出をして関守を欺き、見事安宅の関を通り抜けることに成功します。といった下りですね。
夏休みの終わりごろ、道のすいている時期を見計らってドライブなぞいかがでしょう。

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