設立趣意・ごあいさつ
特定非営利活動促進法が1998年12月に施行されて以来10年以上を経過し、
NPO法人の数も増え、NPOに対する社会的な認知も広がりました。
また、2012年度4月よりNPO法が改正され、
NPO法人の設立がしやすくなるとともに、
市民からの寄付に支えられる認定NPO法人にも、
社会的な認知が加速されています。
しかし、NPO法人の現状を見た場合数の増加が
必ずしも市民セクターの機能強化になっているとはいえない状況にあり、
市民活動・NPOを支援する中間支援組織の役割はますます重要になっています。
一方、滋賀においては、草の根まちづくり以降、
地域コミュニティが一定の役割を果たしてきた実績がありますが、
全体として見た場合にはコミュニティの活動は弱体化していて、
これをどのように再構築するかが大きな課題となっています。
地域課題を解決していくには、市民活動を中心としたNPOの活性化と同時に、
地域コミュニティの再生が必要となってきています。
あわせて、市民と行政との協働関係の構築も必要とされています。
このような滋賀における市民活動・NPOや地域コミュニティを支援していく組織として、
しがNPOセンターは2009年5月から活動を開始しました。
そして2011年9月、市民活動・NPO支援、コミュニティ支援、協働推進、
そのための調査活動を4本柱に、新たに特定非営利法人しがNPOセンターを設立しました。
おりしも、東日本大震災を機に緊急に取り組んだ災害支援の活動を
5本目の柱として前面に掲げ、
本年度も新たな形での災害支援プログラムも実施していくことになります。
本年度は、近畿や全国のNPOセンターや企業等と一緒に行う
新たな協働事業にも関わっていきます。
みなさまのご理解とご協力のもとに、社会に必要な活動について、
先進的に取り組んで参りたいと思います。
2012年4月1日
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