爽やかさを持ち込んだブータン国王夫妻
2011年11月20日

爽やかさを持ち込んだブータン国王夫妻

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nonio

• 野洲市

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 ブータンのワンチュク国王ご夫妻が、国賓として日本に滞在していますが、今年10月結婚して、新婚旅行を日本国を選んだ。お二人中むつましい様子が連日放映され、日本中に「爽やかさ」を持ち込んだ。

 お二人のブータンの民俗衣装を拝見していると、我々着物の文化を持つ日本人にとっては、違和感はなく、むしろ日本の過ぎ去った時代の懐かしい姿を垣間見て、ノスタルジすら感じる。


 端正なルックスの「イケメン国王」は、気さくな人柄が内面からあふれ出。また、美しい容姿で注目を集めているペマ王妃は、一歩控えめで、品のある振る舞いが昔の日本女性を彷彿してくる。この夫婦の容姿は、日本人によく似ており、ブータンをより親密な国に思えてくる。

 何より、このご夫婦は、金銭的・物質的豊かさよりも精神的な豊かさを重視し、国民全体の幸福度を示す尺度である「国民総幸福量(GNH)」と言う指標を知らしめてくれた。何かといえば、国内総生産(GDP)や国民総生産(GNP)で経済的な豊かさが重要視され、世界第二から中国に負け第三位に転落したと嘆き、暗い気持ちなっていた。
 むしろ、国民の幸福感を満たすために、我々に一石を投じてくれた。政府は舵を切りなおすべきであろう。

 この若い夫婦が、このことを示唆されている。だが、一川保夫防衛相は、ワンチュク国王夫妻を歓迎する宮中晩餐会を欠席し、同僚議員のパーティーで「宮中で催し物があるが、こちらの方が大事だ」と挨拶した。

馬鹿じゃなかろうか。

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