赤坂山のオオバキスミレ
日付 2009年5月14日(木)
希望が丘への散策で、3種類のスミレを見つけました。→スミレの仲間
その後、安蔵山の林道、御池岳、鏡山などで新しい種類を見つけていますが、スミレと言えば「紫色」が主な色合いとのイメージを持っていました。
山仲間との話の中で、「黄色のスミレ」を見たことがあると聞きました。それも、赤坂山にあることを知りました。スミレが開花するのは、4月中旬~5月中頃までですので、早速、行くことにしました。
このことがきっかけでスミレを探すようになりました。
赤坂山は、滋賀県の北西部、高島郡の最北端にある標高823mのさほど高くない山です。滋賀県と福井県の県境に位置し、日本海側と太平洋側気候がぶつかり、双方の気候に影響を受けて多彩な植物が自生する山地として知られています。
明王ノ禿
「花の百名山」の登山ガイドによれば、オオバキスミレは、赤坂山頂上から少し斜面を下り鞍部辺りの砂礫地に群生していると書かれていたのですが、既に最盛期を過ぎているようで見当たりませんでした。更に進み明王ノ禿(
みょうおうのはげ
)の花崗岩が崩落した辺りにやってきました。ここで見事なオオバキスミレが咲いてを見つけました。それまで粟柄越えから赤坂山辺りの歩道脇にも咲いていましたが、小ぶりでした。
オオバキスミレは、艶やかな黄色で茎に横向きに花を付け、大きな葉っぱの上に花弁が「チョコン」と乗っているように見えました。大きな葉は先端が尖った卵型で、基部はハート型に引っ込んでいました。そして縁に波状のギザギザがありました。既に花も散り実も付けていました。
オオバキスミレ


その他の3種類のスミレも咲いていました。
シハイスミレの名前の由来は、紫背スミレと書いて、裏の葉の色が赤紫色です。希望が丘のサポートをしていますが、先日、鏡山でシハイスミレの葉の裏について教えてもらったところです。花の色は濃い紅紫色のものから淡赤紫色のものまでありますが、 ここでは、淡赤紫色でした。
シハイスミレ タチツボスミレ? ツボスミレ?
葉は細長い三角形〜ハート型で、先端を上に向けてぴんと立ち上がるのが特徴です。 後、2ツは、識別ポイントが分からず調査中です。
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