2017年07月13日
古い火鉢の灰を測りました。
家の蔵にたくさんある古い火鉢に入ったままになっていた灰を、ランダムに2つ測定してみました。
2つの灰ともほぼ同じで、Cs137が23±5ベクレルほど検出されました。
この家は昨年借りるまで10年ほど空家だったらしいので、10年以上前の灰だろうと思います。
検出されたCs137はほぼ1950年代からの核実験に由来する放射能汚染だと思われます。
身近な山の木や土も、このように昔から放射能に汚染されていて、私たちはそういう自然に囲まれて育ってきたのだなあと、放射能測定を始めてから初めて知り、日々実感しています。
さて、火鉢をこれからの冬にはどうして使おうものか。マスクをして火鉢にあたろうか。燃えた炭から放射性物質はどんなふうにどのくらい飛散するものだろうか。
猫のトイレにしても火鉢の灰にしても、測定してみて初めてわかります。
灰を畑に撒く前に放射能測定をすることで、たいせつな畑の土や、そこでつくる野菜の放射能汚染を避けられます。
猫のトイレも、安心できる商品もあるということは、測定してみなければわかりません。
食べものも同じです。
お子さんを遊ばせている環境も同じです。
測りつづけなければ安心を知ることができません。
おうみ市民放射能測定所は、滋賀県にある唯一の、市民有志の放射能測定所です。
ぜひご利用ください。
運営は常に赤字です。カンパもおねがいいたします。
(カノウ)


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