2021年02月01日
立杭志野カッパ

立杭焼は兵庫県丹波篠山市今田地区付近で焼かれる陶器で、主に生活雑器を焼いてきた焼き物で丹波焼とも呼ばれています。起源は平安時代にまで遡るといわれ、六古窯の一つに数えられています。
中世の丹波焼の特徴は赤っぽい土肌にかかる、焼き締めによる自然釉に特徴があります。

「灰被り」と呼ばれる独特な模様と色が現出し、また炎の当たり方によって一品ずつ異なった表情を生み出すのが丹波立杭焼の最大の特徴です。 轆轤を用いない紐作りという手法で形を整え、登り窯で釉薬を用いず、焼き締めて作られました。
小堀遠州等の影響により、茶碗、茶入、水指といった茶器の分野においても数多くの銘器を生み釉薬を用いた陶器も作られました。

登り窯時代に至って、現在の呼び名である丹波焼あるいは立杭焼の呼称が確立し、1978年(昭和53年)には丹波立杭焼の名称で国の伝統的工芸品指定を受けました。
2017年4月29日、丹波立杭焼は、備前焼(岡山県備前市)、越前焼(福井県越前町)、瀬戸焼(愛知県瀬戸市)、常滑焼(愛知県常滑市)、信楽焼(滋賀県甲賀市)、とともに、日本六古窯として日本遺産に認定されました。(一部Wikipedia転用)
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