2015年12月21日
気になる小山
いつも横を通る近所の小山。なにかなぁ~と思いながら通り過ぎていました。
筋裏に神社の参道があったので、100段ほどの階段を上ります。
春日神社だったのです。
祀られているのは天兒屋根命(アマコヤネノミコト)で藤原氏の祖先です。
春日神社は藤原鎌足にゆかりが深い神社です。市内に9社もあることからも茨木が藤原鎌足にゆかりが深いことがうかがえます。
なんと城跡でもあったのです。
約150段の石段
現在、中穂積の春日神社境内になっている小高い山は、茨木の町を一望できる格好の場所であり、昔から何らかの要地として利用されたのでしょうか。
「大阪府全志」によると塁堡(ルイホ)の址、春日村中穂積、塁堡の址は字地に「城の堀」を称するあり。「摂津志」にその所ならんかと書かれており、城跡(砦)があったことが伺われます。
しかし、その築城年や城主、興廃など詳しいことはわかっていません。ただ城の堀という小字が今の済生会病院辺りで、その西側の小字「山の下」まで上り坂が続き、そこから山上までの間に土塁状の平地があり、ここに城としての何らかの施設があったとも考えられています。
さらに山上は広い平地となっており、これらの地形や地名などからみて、何らかの塁堡(砦)が存在していたことが想定されています。
参照:「茨木市教育委員会」
狛犬さんのお出迎えです。
何か古い井戸のような・・・・
太鼓石や神輿石がまつられています。
いつもの長池、カルガモの子供たちも大きくなっていますよ。
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