怪魔玉(かいまぎょく)とハナキリンが同じ科、属とは?
2025年12月14日

怪魔玉(かいまぎょく)とハナキリンが同じ科、属とは?

京のすー

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昨日(12/13)の朝も冷え込みました。朝焼けが本当に綺麗でした。そのおかげで放射冷却ということで冷え込んだという事ですね。日中は陽射しにぬくもりも感じられました。
今日は日曜日ですが、大学ではオープンキャンパスがあることから出勤です。その代わりと明日の月曜は有休の最低消化の最後の1日を取得する予定です。
そんなことで、昨日は家でのんびりでした。そこで、貯めている生ごみを穴に埋める作業と我が家のミカン狩りでした。そう、ミカンの木が枯れそうと大騒ぎしたあのミカンの木です。一部は枯れましたが、何とか持ちこたえて収穫などこもごもとした作業で時間を潰しました。
そこで、こんな我が家にある植物の話題で失礼します。
最近ですが、我が家に、多肉植物である「サボテンユーフォルビア怪魔玉(かいまぎょく)」がやってきました。私が園芸店から連れて帰って来ただけですが。その怪魔玉が、我が家に永くあるハナキリンと同じ科、属ということが解りびっくりとしたという話題です。
この二つが、見た目は大きく異なるにもかかわらず同じトウダイグサ科・ユーフォルビア属に分類されるとは?
とりあえず、その二種を見てください。
〇カイマギョク(怪魔玉)トウダイグサ科 ユーフォルビア属





〇ハナキリン(花麒麟)トウダイグサ科 ユーフォルビア属





見た目は、同じトウダイグサ科・ユーフォルビア属には思えませんよね。
そこで、同じ科、属に分類される理由を調べてみました。ネットからの情報ですが、下記のように説明されていました。
------------- 記 -------------------
同じトウダイグサ科・ユーフォルビア属に分類される理由は、外形ではなく、
共通する本質的な形態・構造的特徴に基づいているためである。
主な理由は以下の点に集約される。

第一に、乳液(ラテックス)の存在である。両者はいずれも茎や葉を傷つけると白色の乳液を分泌する。この乳液はトウダイグサ科、とくにユーフォルビア属を特徴づける重要な形質であり、化学的にも共通した成分(刺激性・毒性をもつジテルペン類など)を含む。

第二に、花の構造が「杯状花序(はいじょうかじょ、サイアチウム)」であることが決定的な理由である。ユーフォルビア属の「花」は、一般的な単独の花ではなく、雄花(雄しべ1本のみ)と雌花(雌しべ1本のみ)を杯状の総苞が取り囲む特殊な集合体である。怪魔玉もハナキリンも、外見は小さく目立たないが、このユーフォルビア属特有の杯状花序を形成する点で完全に一致する。

第三に、雌しべ・果実の基本構造の共通性である。ユーフォルビア属では、子房は3室からなり、成熟すると3裂する蒴果を形成する。怪魔玉、ハナキリンともに、この三分果という共通した果実構造をもつ。

第四に、進化的起源が共通であることである。ユーフォルビア属は、環境への適応により形態が極端に分化した属であり、多肉化して球形になる種(怪魔玉)もあれば、木質化しトゲを発達させる種(ハナキリン)も存在する。これは砂漠環境や乾燥地、季節的乾燥地などへの適応の違いによるもので、形態の差異は収斂や分化の結果であり、系統的な隔たりを意味しない。
---------------------------------
との説明でした。
つまり、両者が同じ科・属に分類される根拠は、見た目の類似ではなく、乳液、杯状花序、果実構造、そして共通の進化的系統という事ですね。
ユーフォルビア属は「外見はサボテンのようでも、花はトウダイグサ」という点にこそ、本質的な分類学的位置づけがあるということのようですが。素人にはやはり違う科、属に見えますよね(-_-メ)


怪魔玉が大きくなり、花が咲いたら確認をしてみたいです。花の構造を。それまで、枯らさずにいられるかですが!
茎や葉を傷つけると白色の乳液を分泌されるのは、二つで確認済です。

★おまけのネタ
わが家のミカン狩り(^^)/
今年は、枝枯れが多数発生して約4分の1ほど大きな枝も切り落としました。
今年は収穫よりも、木本体の生き残りに気にして管理を・・・そのおかげもあったのか大粒のミカンが23個の収穫でした。これは嬉しい誤算でした。
そんな我が家のミカン狩りでした。10分もかからないミカン狩りでしたが!







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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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【今日は何の日】

14日(日) 仏滅 [旧暦十月二十五日]

【赤穂義士祭】
1702年(元禄15年)のこの日は赤穂浪士による吉良邸討ち入りの日。
兵庫県赤穂市では、元禄絵巻さながらの様々なパレードが繰り広げられるほか、物産市などの露店も並ぶ。
※一方東京では、江戸本所松坂町にあった吉良邸の一部が公園となり、2025年12月13日・14日は吉良祭・元禄市でにぎわう。

【南極の日】
1911年(明治44年)にノルウェー探検家、アムンゼンが世界で初めて南極点に達した日。
初到達を争ったイギリスのスコット隊よりも、約1か月早かった。


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