2010年02月07日
冬化粧の希望が丘への道
雪が降るとあえて寒い希望が丘に出かける。

希望が丘に通じるこの道は、凍てつき寒々としている。 辺り一面真っ白となった道は、空虚感が漂い、益々寒く感じる。
寒さからすれば、雪が積もっている時より、比良連峰から吹き付ける空っ風がある時の方が寒いかもしれない。肌が痛いぐらいに「ひりひり」する。体の芯まで冷たくなり、耐えられない。
このような寒さに身を置くことより、体が引き締まり、自然に溶け吹込むことが出来る。この冷たい自然に触れることにより、心臓の鼓動を感じ「生命の営み」が体感出来るようだ。
京都大学大学院人間・環境学研究科 森谷敏夫は、京都の冬の底冷えが好きで、ここ数年コートなしと仰る。寒冷にからだをさらし、自律神経やエネルギー消費細胞に気合を入れるためと説明されている。
肩甲骨周辺やわきの下に局在している細胞で、ふつうの脂肪細胞(白色脂肪細胞)のように、それ自身に脂肪を蓄積する働きはない。褐色脂肪細胞はいわばラジエーターで、白色脂肪細胞から切り出された脂肪を取り込み、これを使って熱を産生する細胞なのである。その熱産生能力は通常の基礎代謝の1 0 0倍ともいわれており、寒い環境でも体温が保てたり、食後に体温が上がる(これを「食事誘導性熱産生」という)のは褐色脂肪細胞の働きによる。
希望が丘公園から三上山を眺める最も良いアングルはここのようだ。

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