四季を感じたイナゴ
2012年09月22日

四季を感じたイナゴ

N

nonio

• 野洲市

詳細

 あかね色をしたトンボが田んぼに群れていました。早稲の稲は刈り取りされ、田んぼは、切り株だけの裸になっていました。あれだけ飛んだり跳ねたりしていたイナゴはどこに行ってしまったのだろう・・・・・。 
 すみかをなくした一匹のイナゴが、私の畑にやってきて、アスパラの茎にしがみついていました。

 イナゴは周りの色にとけ込もうとして、稲の色に合わして緑色から黄緑色さらに褐色とかわってきました。ところが、留まったところが悪かった。アスパラはまだまだ鮮やかな緑色で、本人の保護色とはかけ離れていました。でも、保護色なので姿をかき消したつもりなのでしょう。

 カメラを近づけると、イナゴは、 慌てて逃げてしまわなで、茎の反対側に回り込み、身を隠してしまいました。仕方なく、「くるくる」と追い続けました。何回も繰り返している内に、相手は疲れてしまったのか、身を隠すことを止めました。この瞬間を写真でパチリ・・・・・。

 夕方、畑に水をやりに行きましたが、居ませんでした。アスパラに身を隠すには、色が違いすぎると思い、この場を去ってしまっていたようだ。

 見過ごすようなこんな生き物にも、「小さい秋」がきていました。

.

不適切な内容や規約違反を発見した場合はご報告ください

この記事を書いた人

N

nonio

1週間前から参加
野洲市

ユーザー詳細