三上山のノギラン
2015年08月01日

三上山のノギラン

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nonio

• 野洲市

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   体力作りやアンチエイジング( 抗老化)のために、スポーツジムやフィットネスクラブへ通っている山仲間、がいる。確かに、筋肉を鍛えるための機器や道具などが揃っており、科学的で合理的な鍛え方ではある。が、私にとって、屋内型の運動施設は息苦しい。特に、屋内でランニングやウォーキングを行うための健康器具には、乗る気になれない。
 暑い・寒い時、天気の良し悪しなど色んな条件に身を置き、自然の吐息を肌で感じながらの身体づくりは、単に肉体を酷使するだけでなく、心の癒しも出来る健康づくりであると思っている。だから、山野へでかけている。 

 7月末、ひんやりとした森林に覆われた三上山の山麓には、既に秋を呼ぶ「ひぐらし」が鳴き始めていた。
何処かの高木の一匹の鳴き始めると、それに合わせるかのように何匹が鳴き始め、そして大合唱となる。やがて、指揮者がいるかのようにぴたりと鳴き止む。どうして同時に鳴き止めるのか、興味深い。
ひとしきり静寂がやってくる・・・・・・。
再び鳴きはじめる。
甲高く、「カナカナカナ…」の鳴き声は、爽やかで、さっぱりして清々しい心持ちにしてくれる。そのハモニーは、物悲しい響きがする。

  「ふるさと会館」の駐車場から三上山への登山路を登って行くと、明るい森林帯がある。その脇に気になる山野草が10株ほど、花をさかせていた。
 知人のKさんに名前を確認すると、『「ノギラン」かと////。特徴は、ショウジョウバカマと 同じような葉っぱです』との返答。

 道端に生える山野草だが、私にとっては希望が丘・三上山周辺で24番目に出会った大切な山野草である。
花がイネ科の花の外殻にある針のような突起のように見える芒(のぎ)に似ており、ランのような雰囲気があるので、ノギランとなづけられたようだ。

穂状に多数の淡緑色の花

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