「鈴鹿の奥座敷」が代名詞となっているイブネ
2016年01月12日

「鈴鹿の奥座敷」が代名詞となっているイブネ

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nonio

• 野洲市

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 滋賀県は高くても千m強の低山だが、山行に事欠かない。無積雪時であれば、3時間以内で殆どの頂きに達する。そんな中、「千種街道」から「イブネ(1167m)」の頂上までは、優に4時間かかるロングコース。すでに負荷がかかった上での1時間増しは、堪える。

 イブネの位置は、御在所岳・水晶岳・釈迦ケ岳などの主峰から離れた、近江側の山域一帯の辺鄙なとろにある。その上、かつては、視界をさえぎる笹が密集していて、背丈を超えるササに潜りこみながら、進まなければならなかった。だから、「鈴鹿の奥座敷」・「鈴鹿最後の秘境」と呼ばれてきた。現在では、笹がほとんど消えてしまい、以前とくらべることが出来ないほど入山しやすくなった。鈴鹿の懐の深さを求めて訪れる人も見かけるようになった。

 このイブネの山容が独特で、山と言えば三角形をしているのだが、鋭利なナイフで頂部をスパッと切り取った台形状になっている。それも、かなり底部からナイフを入れたようだ。イブネは「稲舟」と書き、舟のイメージがあるのであろう、滑走路を持った空母のような形をしていると言う人もいる。

東雨乞岳からイブネを望む

 前々から思っていたことあった。どこがイブネのピークなのか分からない。あちらこちらの頂上らしい小高いところに標識が建てられていた。今回、ピークの表示板がどれだけあるのか、イブネ北端までくまなく調べてみた。

イブネに近づいたたおやかな高原をいく

 しらべると標識は4箇所あった。だが、やっぱり、どこがピークかわからなかった。

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