びわこの深呼吸
2017年07月24日

びわこの深呼吸

ヒロミュージック

• その他

詳細

 「琵琶湖の深呼吸」は、琵琶湖の水に含まれる酸素の濃度が表面付近から水深約90メートルの湖底付近までほぼ同じになる現象です。琵琶湖にとって非常に大切な自然現象で、毎年冬場に見られます。プランクトンの死骸を分解する機能が湖底に戻り、生物の生息に適した環境を回復させます。
 毎月3~4回、高島市今津沖の7地点で水質を調査しているようです。

 琵琶湖では春先になると、水深約20~30メートル付近に温かい水と冷たい水の境目ができ、水の循環がストップ。そのため、夏場から初冬にかけて表層と深層で酸素濃度に差が生じ、深層ではプランクトンの死骸を分解するために酸素が消費され、11~12月ごろまで酸素濃度が低下します。

 ところが冬が深まり表層の水が冷やされて高密度になって沈降すると循環が生じ、表層と深層の酸素濃度が近づいていきます。気温差、水温差がもたらす仕組みです。

 大型の植物プランクトンが大量発生すると、深層で酸素を大量に消費されます。台風などで湖が風でかき回されると深層まで酸素も行き届きます。
琵琶湖では毎年こうした循環が起きていますが、最近の異常気象でこの自然現象が崩れると琵琶湖の水が大変なことになります。

琵琶湖の水をみんなで守りましょう!

不適切な内容や規約違反を発見した場合はご報告ください

この記事を書いた人

ヒロミュージック

2週間前から参加
その他

ユーザー詳細