【報告】協同シンポジウムin滋賀 「共生社会のあり方を考える」
10月3日(土)は、協同シンポジウムin滋賀 「共生社会のあり方を考える」でした。
お天気にも恵まれ、たくさんの方がご来場くださいました。途中からほぼ満席となりました。

主催者・近畿労働金庫滋賀地区統括本部と滋賀県生活協同組合連合会からのご挨拶。

続いて東京大学教授本田由紀さんによる基調講演・「もじれ」をどのようにときほぐすか。
戦後日本型循環モデルと名付けられた、産業・家庭・教育の一方通行の提供サイクルが破綻し、問題が大きくなってきていることや、高齢化などによる年長層から若者への圧力の増大、増加を続ける子どもの貧困率など、
現在の日本社会についてグラフや図でわかりやすく問題を浮き彫りにしてくださいました。
そして理想は、〈上からの「支援」〉ではなく、〈共に生きる対等な「仲間」〉という関係であることを
熱く訴えて締めくくってくださいました。
お話を伺って、本田さんの学問は社会の問題を解決するためのものなのだ、という思いを抱きました。

パネルディスカッションでは、
滋賀県生活協同組合連合会 専務理事の西山 実さん
近畿労働金庫 総合企画部地域共生推進室長の浦田 和久さん
あいとうふくしモール 事務局の丸山 紗千代さん
NPO法人D.Live 理事長の田中 洋輔さん
の4人の方にそれぞれの活動について、また問題点など
当センター代表理事の阿部 圭宏がコーディネーターとなり、お話を伺いました。
本田由紀さんはコメンテーターとして鋭く切り込む質問を投げかけられ、
いい意味で緊張感のあるディスカッションとなりました。
参加者の皆さんは長時間にもかかわらず熱心に講演とパネルディスカッションをお聞きくださり、本当にありがとうございました。
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