2011年08月30日
祇王井川水辺に咲く昼顔
盛夏のある日、妓王が平清盛に造らせた祇王井川の水辺に、二輪の花が涼しげに咲いていた。
この花の名前は、ヒルガオ。花柄のすぐ下にある2枚の葉の変形した苞で包んでいることから、この花に相違ない。
朝顔は早朝に咲くが、昼前にしぼむ。これに対して夜顔は夕方、花を咲かせて翌朝しぼむ。そして、昼顔は午前10時頃に咲き夕方に閉じるので、昼顔と言う。花の一生は半日。

小説家の林芙美子(はやし ふみこ)さんの言葉「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」だが、「花の命は半日、女の命は86年」となった。
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