2019年10月28日
野洲川落差工が黄金色
野洲川流域の守山市小島町付近に、落差工が設置されている。どういういきさつで造られたのかわからないが、川幅もかなりあり、水面の落差が優に3m以上ある。近づいてみると、水流の轟音がとんでもなく耳障りだ。
ここには、左右の岸側に魚道が2本設けられており、さらに中央部に新たな魚道が設置されている。いくら魚道が備えられていると言え、魚類の遡上がしにくく、留まるのであろう、野鳥が集まってくるところである。
日の出前、久しぶりに、ここに出かけてみると、既に小魚を狙った白鷺・川鵜が魚道コンクリート上に仲良くむれていた。いっときして、川鵜が川上の方角からV字型編隊になって、次から次へと飛来し、水面に突っ込んでいった。あたりは鳥の餌場と化していた。
そうこうしていると、朝日が射し込み、落差工の流光が仄明かくなり始めた。 ほんのひと時だが、荘厳な黄金色に染まった。日頃目にしたことがない光景が出現した。
逆光とサイド光の中間である半逆光となった太陽光が、水流に照射され、黄金色の波長の短い補色をうまく吸収されたようだ。
ここをチャンスとシャターを夢中できった。幻想的な水流にするため、可変式NDフィルターを装着して、シャッター時間はのばした。



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