2017年03月06日
椿の本陣(その1)
京都と西国を結ぶ西国街道。京都を出発して山崎宿、芥川宿(高槻)、郡山宿(茨木・椿の本陣)、瀬川(池田市)・・・と大名の休憩、宿泊宿が続いています。
浅野内匠頭も宿泊した郡山宿本陣。
本陣入り口に大きな椿の木があり、根本から二つに分かれ、同じ木から5色の椿が花を付けます。
内は本陣、茶室、米蔵、上段の間、納屋に分かれ、今も当宿の当主が住まれています。
カマヤ(賄い土間)には当時を復元したかまどがあります。
茶室は四国丸亀藩主京極能登守から拝領したものといわれています。
上段の間は大名が休息、宿泊した場所で一段高くなっています。そこには平山武蔵作の和時計が展示されています。現在平山武蔵作の和時計は3台しか残っていないそうです。
奥には米蔵があり、大名宿泊に備えて沢山の食料が蓄えられていたのでしょう。
屋根瓦も獅子や猿が魔よけで睨みをきかせています。
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