2011年04月04日

原発の収束見通し

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nonio

• 野洲市

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 政府は退避に関して「期間のメド」・「範囲の見直し」をやっと明らかにした。

 細野豪志首相補佐官は4月3日のフジテレビ「新報道2001」で放射能の外部放出を食い止める措置を優先させる考えを示した上で完了時期について「数カ月後が一つの目標になる」との見通しを示した。

 これは、東京電力の勝俣恒久会長が、避難期間に関して「数週間では厳しいのではないか」との表明に引き続いて、政府当局者が収束の見通しを明らかにしたのは、初めてである。避難いつ解除されるの←クリック

 枝野幸男官房長官は4月3日の記者会見で、福島第1原発から20~30キロ圏内住民の屋内退避が長期化するとの見通しを示し「指示の在り方をなんらかの形で解消しなければならない。安全性を最優先に分析する」と述べた。放射線量の分析を踏まえて、さらに精緻な対応ができるよう準備を進めている」と述べ、一時的な放射線量ではなく、長期化した場合の累積被ばく量などを考慮して見直しを検討する考えを示した。
 これは、予測システムはSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)のデータを気にしたのであろう。原発 避難範囲 30kmの経緯 ←クリック また、「国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は、事故を起こした福島第1原発の北西約40キロにあり、避難地域に指定されていない福島県飯舘村について、高い濃度の放射性物質が検出されたとして、住民に避難を勧告するよう日本政府に促した」ことも気にしたのであろう。

 福島第一原発の事故処理の見通しが見えない。国民が今何を知りたいかを的確にとらまえて迅速に報道すべきである。事実関係の公表も大事であるが、今後の見通し、現在検討している情報の開示も今一歩遅れている。

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