畑の周りにヒガンバナ
2020年10月12日

畑の周りにヒガンバナ

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nonio

• 野洲市

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 昨年に続き、ヒガンバナの開花が遅れ気味だ。

水田が広がっているところに一か所だけ、周囲より盛り上がった台地状がある。そこでかなり昔から野菜が育てられてきた。私もその一角を借りて家庭菜園をしているのだが、モグラが住み着き厄介である。もぐらは穴を掘るだけで、直接的な被害はあまりない。問題は、その穴を通って野ネズミが、野菜を食い荒らすので困ったものである。

 長年、畑をしているおばさんは、その対策として、畑の周りに「ヒガンバナ」を植え付け、天敵から田畑を守っている。

「ヒガンバナを植え付けて効いているの」と、おばさんに聞いてみた。

「皆さんが言うほど、私のところでは野菜の実害がないなぁ~」。

この草は、毒があるので大丈夫と聞くと、

「あまり気にしてない」と、至って元気である。でも、私はヒガンバナを決して植え付ける気がしない。

 茎がニョキニョキと出始め、咲くのを今か今かと思っていると、一つのつぼみが開くと全部が競って深紅に染め上げた。

花茎が伸び始めて1週間。開花して1週間。それで、花も茎も枯れてしまった。否応なしに秋の気配を享受させられた。

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