安納芋のちょっとした育て方「ツルまくり」
2013年10月01日

安納芋のちょっとした育て方「ツルまくり」

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nonio

• 野洲市

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 私は、家庭菜園を10年、いやもっと以前から野菜を育てています。古老から野菜を育てるための寸言を教わることがあります。例えばそのひとつに、なすびなど実をつけた時に「おれいごえ」。

 単に「こえをやる」といっても、何時・どのぐらい肥料を施肥してよいか分かりません。が、この「お礼」という言葉が入るだけで、なすびが実をつけ収穫した時に、一握りの肥料を施し、「次に実がなるように」と感謝の気持ちを込めて追肥をおこなう意味に使われる言葉です。
昔から言い伝えられてきたことわざには、今もって使われ、深い意味がふくまれています。 でも知らないことわざが、最近ありました。サツマイモの「ツルまくり」「つるがえし」 。


 今まで、サツマイモと言えば「なると金時」と決めつけていました。苗が活着さえすれば、収穫までほったらかしでした。あまり大きくしたくなかったのです。

 最近になって「安納」芋を栽培するようになりました。干し芋にするには、丸々太ったものにしたいのです。 干すと縮んでしまうので、とにかく、芋をでかく育てたいのです。

  サツマイモのツルを放置して置くと、土に触れている部分から根が発生し始めます。そこに芋が出来てきます。養分が何か所かに分散し、根元のいもが大きくなると言うのです。

 どれほどの効果があるのか分かりませんが、今年は、せっせと「ツルまくり」を行っています。

 畑一面に広がっていたつるを畝の方に、ドンドンひっくりかえしていきました。所々、ツルから発根した根を持ち上げて、葉っぱが裏返しになろうが、葉っぱが重なろうが、片っ端、ほり投げ「ツルまくり」を行いました。

 葉の上に、裏返しになった葉もありましたが、2~3日後に、お互い行儀よく折り合いをつけていました。

 植物は、動物と違って、動かないと思っていましたが、そうでもないようです。人以上に譲り合いをして生きているようです。

 後は、どれくらい大きくなった芋が出来てくるのか楽しみだ。

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