今年も「安納芋」が、冷たい空っ風が吹くころ、飴色に。
ねっとりとした食感が格別で、風味もあるものに仕上がりました。
私にとっては、日本酒に合ういい肴。
美味しいと言うより素朴なもの。何よりもお酒を邪魔しないのがいい。
自ら身づくろいもままならない家内だが、安納芋をちぎってやると「甘い」とお茶を啜っていました。
見栄えがいいのか、かなり、誰かの口へ。
このサツマイモは、鹿児島県安納「あんのう」という処で、ひっそりと育てられ、苗さえ手に入れることが難しかった頃から、ずっと作り続けています。10年以上なるかなぁ。
手塩にかけて、10月後半まで大きく育て、2月以上熟成させ、干し芋にしました。