三上山
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ツツジ咲く三上山に寄せて
山仲間のNさんが、S機関紙に次の俳句を寄せた。 コロナ渦 収束願う 暮の春 この句で、「『コロナ禍』でなく、なぜ部首を“氵”の『コロナ渦』にしたのか?」気になったので尋ねてみた。「世の中が渦潮のような混沌とした状態に、陥...
今年も咲いたミヤマウズラ/三上山
私にとってミヤマウズラは、気になる山野草のひとつ。 今年も、Kさんから「19ケも咲いた」とうれしい便り。 いそいそと、三上山の知る人ぞ知る別世界へ。 いつもの場所より奥まったところで、花を咲かせていた。 シダ類の中にひそまって、2本...
小さい秋を求めて
地軸のちょっとした傾きが、四季のうつろいをうみだしたのか・・・・。 小さい秋を求めて、山野の探景に出かけることにした。 生きとし生けるもの、すべて平等に秋がやってきていた。 言っても詮無いことだが、「すべて国民は、法の下に平等」と...
野に咲く瑠璃色のリンドウ
自生している「ツルリンドウ」を求めて、三上山山麓を徘徊した。やっと一株見出すと、その辺りに次々と・・・。 でも、蕾を付けていたが、すでに寒いのか、とうとう 花弁を開くことがなかった。 そうこうしている内に、「リンドウ」に関心が移...
伸びやかな斜面をみせる三上山
この三上山は、琵琶湖の東岸にある平野部の残丘にあるので、どこからでも目にすることができる。 さて、三上山に関して18世紀頃の江戸時代に書かれた『近江輿地志略』(おうみよちしりゃく)に興味深い記述がある。 「俗呼て近江の富士と云。...
小さい秋/ベニナギナタタケ
私は、野山でキノコを見つけた時、「これ食べられる?」と聞き直すのが口癖だった。友人が「観賞用キノコだ」との返答で、見方・考え方が一変したことがあった。 三上山の希望が丘側の登山口で「ベニナギナタタケ」を見つけたとSさんがメール...
逆さ近江富士
雪がひとしきり降った。 静安を待っていると、みなもに近江富士が現れた。 そこには、二つの近江富士と僕がいた。
オオバノトンボソウの楽園:三上山の攪乱地帯での共生の物語
三上山の中腹には、山地の斜面が裸地になっている一帯があります。毎年の真夏になると、ラン科のオオバノトンボソウ(大葉ノ蜻蛉草)が、ほぼ同じ場所に姿を現します。「今年も暑くなってきたなぁ」と四季の移り変わりを感じさせられます。 この周...
「新春の光を追いかけて――比叡山と三上山の風景から」
2025年新年の始まり、光を求めて 2025年の正月、年の始めとして、新しい年を迎える日の入りと日の出を三日間眺めに行った。友人が、その場所を設定してくれた。野洲川にはJR電車の橋から琵琶湖までに7つの橋が架けられている。そのうち、...
静雪の霊木との出会い/三上山
2017年、鯖街道沿いの葛川細川過疎集落で行われた「遺された村の美術館」を訪れた際、案内状の背表紙に写された一枚の写真が私を引きつけた。これを機に、樹の枝が幹から分岐する「節」に心を留めるようになった。この自然が織りなす有形物には...
近江富士のヒグラシ
久しぶりに近江富士へ真夏というのにそこはすでに秋森林に覆われた山道は薄暗く登っていくとヒグラシの鳴き声に包まれていた どこかで涼しげに「カナカナカナカナ…」と鳴くとそれに相槌を打つように「カナカナカナカナ…」とこのゆったりとした「ゆら...
俵藤太と大百足
ひこにゃんが栃木県佐野市の藤原秀郷(ふじわらのひでさと)のイベント「さの秀郷まつり」に参加します。藤原秀郷(俵藤太、たわらのとうた)と言えば瀬田の唐橋や三上山の大百足(おおむかで)が有名で、大百足は滋賀県最強クラスの妖怪とも言われてい...