四季
このキーワードに関連する投稿や情報をチェックしよう
滋賀を歩く
四季
家庭菜園
薹の文字から見るフキノトウ
冷たい冬の風がまだ肌を刺す頃、柿の木の木陰で今年も小さな命を見つけた。雪をまとったフキノトウだった。冬場の色彩の少ない景色の中で、若草色は一段と鮮やかで、ひときわ華やかだ。 フキノトウと聞くだけで、その言葉の響きから、まさに早春...
N
滋賀を歩く
四季
山野草
センボンヤリの秋のささやき
センボンヤリが春にまた秋に、蕾を付けた。でも、頑として、秋には花を咲かせなかった。 閉じたこの花は、あたたかい命を育てていた。ほら、綿毛の傘をそっとのぞかせた。風を待つ、空を知らない小さな命たち。みんな、風に乗ってひとりで旅に出るのよ...
N
滋賀を歩く
四季
シオカラトンボ
季節を織りなす、我が庭のトンボたち
我が家の庭に、一本の枯れ木がある。思い入れがあって今なお残してあった。盛夏の午後、珍しくシオカラトンボが飛来してきた。どうしようもなく暑かったのか、夕方まで長々と枯れ木に翅を休めていた。 その翅は照りつける陽射しの重みに耐えかねてい...
N
滋賀を歩く
近隣の山
四季
千振(せんぶり)— 苦き花の詩
友人の便りが届いた。「センブリが見たこともないほど、咲き誇っていたよ」と。「センブリ」とは、千度煎じてもなお苦い薬草だという。なんともかわいそう。けれど私にとって、センブリという言葉は、全く違っていた。白地に紫の縦ストライプの服装の、...
N