アジサイは、誰もが認めている梅雨の季節に似合う花である。ところで、梅の実の熟する頃に降る雨を「梅雨」と書き記すのは、アジサイにとってしっくりしない。「雨、雨、アジサイ雨」の歌詞から一層のこと、「紫陽花雨」でいかがでしょうか・・・・。...
先日、北小松の楊梅の滝(ようばいのたき)を探訪した時のできごとである。 一匹の鹿と突然であった。 (一眼レフのレンズを200mmにとりかえた) 鹿は慌ててその場を立ち去ろうとした。 が、なぜか固まってしまった。 ・・・・・ しばし、...
滋賀には、「広々とした田畑が広がり」、 開放・爽快に満ち満ちていることが心地よく、心穏やかに暮らせるところだと・・・・。 カメラを携えて京都の旧跡名所に訪れていた時、「どこから」と聴かれ、滋賀県からと答えると、そのように言われた。...
1937年に建てられた数寄屋造りの「旧邸御室」が、新緑の時期に合わせ、一般公開された。 昨夏、京都市観光協会主催の「京の夏の旅」にて、大広間に置かれた花梨(かりん)のテーブルに庭木が映り込む光景を、「庭鏡」と呼ばせ、行き成り人を惹...
比叡山を「都の富士」と言わしめた圓通寺へ出向いた。ここに心を留めていた友人と京都市営地下鉄北山駅で下車。高級な住宅街を抜け、坂道を辿っていくと、目当ての建物を見つけた。 受付の無愛想な和尚は、差し出した拝観料金を受け取りながら、い...
小生、少々囲碁を嗜んでいる。 先日、「囲碁の碁石と云えば、白と黒だが、白の方が大きく見えるので、若干小さく造られている」との問いかけから、対戦よりも碁石の色談義となった。 「白黒どちらを持ちたいか」と話しかけてきた。 「那智黒が程...
毎年4月中旬~5月中旬ごろになると、琵琶湖大橋を渡って、「途中」までの道中で、鯉のぼりを目にしていた。 うねうねと曲がった真野川堤防沿いに鯉のぼりが、その数100匹もいるらしい。それも、毎年新しい鯉のぼりを製作されている様である。...
4月24日三上山の麓にある滋賀県立近江富士花緑公園の「シャクナゲの森」にでかけた。植物園の東側斜面に和・洋の色とりどりのシャクナゲが咲き誇っていた。気に掛けていた県花のホンシャクの花弁も見かけたので、5月初旬、久しぶりに日野町の「鎌掛...
4月中ごろ、今津町の浜分~桂浜園地付近の湖岸道路を自動車でゆっくり走っていると、白い花を目にした。 湖畔の砂地に降り立つと、野生化したハマダイコンが、春風にゆたゆたと。 真っ白の群れに混じって、薄い紫色の花弁も仲間入りしていた。 ...
桜と云えば、ソメヨシノ。 「満開だなぁ~」と思っていた矢先に、くすみだす。 その上に、一斉に咲き一斉に散る。 出来れば、バラバラで咲いてほしいのだが・・・・。 ことしは、滋賀を駆け回った。
岐阜県と三重県、滋賀県の県境に位置するところに烏帽子岳(865.1m)がある。上石津の「時(とき)」地区にあるので、時の烏帽子岳と呼ばれている。 この山を知ったのは、 いなべ市の「梅まつり」の公園 から遠望した時である...
先日、Mさんから、三上山の登り口に「りゅうきんか」が咲いているとの知らせがあった。早速、出掛けて行った。 毎年、早春になると、 多くのハート形の葉っぱから、花茎をスッと伸ばし、その先に一輪の黄色い光沢のある花を付けていた。 数年前...
三重県といえば、浮かぶものは伊勢神宮・松阪牛・ 赤福餅などだが、春めいてくると、私が思いを寄せるのが梅林である。 どう云ういきさつで、三重県の梅林に出かけるようになったか定かではないが、 2017年、 しだれ梅の結城神社 に始まり...
湖国に春を告げる「びわ湖開き」も終わり、直ぐそこに春が迫ってきた。この時期になると、桜の開花状況が話題になる。 この冬は、観測史上最高気温を更新した地域があったように、気温が平年よりもかなり高く、全国的に桜の開花が早いようだ。 ...
鯖など青魚には、ショウガを添えて煮付けると、臭みも消え、美味しさが倍増。我が家のちょっとした必須食材である。 手に入れられる生姜と言えば「ヒネショウガ」。2~3ヶ月貯蔵してから出荷されたものである。 一度、7~8月収穫される「みず...
「冬景色の余呉湖の内湖に行こう?」との誘いがあった。 余呉湖のどこに内湖があるのかと考えつつ、 ここは、県内指折りの豪雪地帯。余呉湖を包むようした山々に霧がまとい付き、白と黒だけの情景が、広がっているとの思いをめぐらした。が、期待...
2019年2月19日夜から20日明け方に「スーパームーン」になることをTVや新聞などでしった。 月が地球を円軌道で回っている場合には、「スーパームーン」も起こらないが、 2つの焦点を持つ楕円を描きながら回っているので、月が地球に近...
一昔前、何でも試したがり屋の園芸のメンバーから、ジャガイモを黒マルチに覆って栽培しているところを見せてもらったことがあった。黒マルチシートを剥がすと、むき出しのジャガイモがゴロゴロ。 その当時、黒マルチが高価で、干し草、敷きわらなど...
京都市右京区の北の端辺りの地図を見入っていると、標高1000mを越す山もなく、低山が幾重にも連なっていた。その中に、「廃村八丁」の文字を目にした。人が住み着いていたにおいと言うのか痕跡を訪ねてみたいと、無性に想いが高じた。 廃村八...
笹ヶ岳は、信楽で一番高い山である。 標高738.8mの頂点から、尾根筋をドンドン歩んでいくと、東屋に出くわした。 木陰の間を進む先頭の者が「圧巻だ」と言う声がした。 足もとが見えないキリッ立っている丸い山塊に突っ立っていた。 「雨乞岩...