今年も「安納芋」が、冷たい空っ風が吹くころ、飴色に。ねっとりとした食感が格別で、風味もあるものに仕上がりました。 私にとっては、日本酒に合ういい肴。美味しいと言うより素朴なもの。何よりもお酒を邪魔しないのがいい。自ら身づくろいも...
ジャンボ宝くじは、前後賞あわせて10億円、すごい時代になったものだ。平成元年11月年末(第270回全国自治)の1億円から、あれよあれよと膨らんでいった。 ところで、「宝くじ一等当たったらどうする」と尋ねると、私と同年配の歳...
雪がひとしきり降った。 静安を待っていると、みなもに近江富士が現れた。 そこには、二つの近江富士と僕がいた。
山仲間Mさん達との話の中で、山野草の「アキチョウジュ」について盛り上がった。秋に咲き、丁子(釘という意味)のような形をしているので、こう呼ばれているようだ。 そこは、鏡山連山の山麓。『ややうみ坂』・『のどの千軒跡』へと通ずる一帯で...
「long long ago」の話。 昭和36年夏、十勝岳からトムラウシ経て黒岳へと大雪連峰を縦走していた。天候が荒れて視界はゼロ。どこをどう辿ったか・・・。 当時、GPSもなかった。たよるは国土地理院の2万5千分1。踏破してきた...
ひと肌が恋しい時期になりました。秋も深まり、木々は紅葉真っ盛りに。 地面に這いつくばるようにしたリンドウを一株見つけました。寒かろう、一輪だけ花弁が開いていた。 木々の冬支度の行く秋に、どうして、花を咲かせるのだろうか。
我が家に、キジバトがくるようになった。1羽がいつの間にか2羽になった。少し大きい方がやってくると、小ぶりも、やってきた。仲の良いつがいだ。 一本の木に実がなり、その実をたべにやってきた。寒くなると、決まってやってきた。木の実も少なくな...
私は、 身近な希望が丘や三上山周辺を珍しい葉っぱを探しながら、自生している山野草を、ずっと追っかけてきた。 とりわけ、林内を歩いていて、ラン類に出くわした時は、愛しい恋人と待ち合わしているかのような高揚感に包まれたものだ。 シュン...
地平線付近から放射状のすじ雲をバックにして、 小さい秋、小さい秋をみつけた。 コスモスが満開になる時期が秋で、花弁の形が桜に似ているところからコスモスの和名は「秋桜」と書く。 「あきざくら」または「しゅうおう」と読むのであろう...
大粒イチゴつくりの挑戦 などを行ってきたが、もうひとつだった。それ以後、イチゴつくりをしなくなっていた。 一昨年、碁敵から「イチゴの苗があるが、いかが」と。あまり乗る気になれなかったが、断る訳もなかった。10株ほど、譲り受けたところ、...
レイカデヤ地域文化学科 32期卒業生20名中、14名の仲間が集まった。 おごと温泉駅西口より琵琶湖一周へ。時は、2012年7月10日(火) 11年後、2022年5月27日この場所に立った。 戻ってきたのは、我が一人。 ──"諸行無常の...
なんの前触れもなく、パソコンの停止ができなくなった。 これが、私の長いトンネルの序曲になるとは。 その場しのぎで、【Ctrl】キーと【Alt】キー【Delete】キーを押し、セキュア・アテンション画面からPCを停止させた。 改めて...
友人Aさんと雲についての話題を瑣談していた時、「琵琶湖六郎と言う言葉知っている」と聞かれた。「・・・・・・・」。私は琵琶湖に関連する男の名前が浮かんだが。 友人は、スマホを取り出し、『琵琶湖六郎』の画面を開けて話し出してくれた。昨...
今年になり、新聞の数値を追うようになった。1面に記載された数値の上下に一喜一憂。最近では、この数値が、社会面の紙面になり、見たり見なかったりになった。 「東京0.98 大阪1.60」。この数値何かわかる? そう、 202...
私は、野山でキノコを見つけた時、「これ食べられる?」と聞き直すのが口癖だった。友人が「観賞用キノコだ」との返答で、見方・考え方が一変したことがあった。 三上山の希望が丘側の登山口で「ベニナギナタタケ」を見つけたとSさんがメール...
三上山の裏山道沿いのCコースと呼称されている道筋を下山していった。 私にとって、このルートは、コロナ禍での重宝している秘道である。出合う人もなく、檜林に覆われ、深山の雰囲気が漂っているところだ。森林特有の冷気が満ち満ちている。...
じりじりと照り付ける真夏の花と言えば、群植された「ひまわり」だ。 黄色く色付いた大輪が、 盛夏の乾き切った大地に根を張り、こちらを見ている。一斉にすべての大輪が同じ方角を向いている見目姿は、まさに、オリンピックの「金」を目指してい...
現在の私は、もっぱら手短な三上山に出かけるくらいだ。 かつて、北・南アルプスなどに出かけた。夜が明けきらない早朝に、出現する『モルゲンロート』に感激したものである。どうしてドイツ語の「Morgenrot」と言うことになったのか知らな...
野洲市内を縦断している清い水の川がある。この川は、『平家物語』に登場する祇王にちなんで祇王井川と呼ばれている。 西祇王井川と東祇王井川に分岐している川沿いには、桜の木が植え付けられ、花が咲くと人でにぎわう処である。なお、双方の川の...
希望が丘周辺の丘陵地帯には、数々の山野草が自生している。既に、私は40種類以上を確認している。 数年前、Kさんから 「希望が丘にも” 梅花黄連 ”が巡ってくる時節・・・」との便りを“ふと”思い出した。この花は、私にとっ...